2006年04月21日

ドリームシアター

イメージズ・アンド・ワーズイメージズ・アンド・ワーズ
ドリーム・シアター
イーストウエスト・ジャパン
発売日 1997-12-15

1980年のイエスの『Drama』以来、プログレッシヴロックがこれほどまでに臆面もなく腕前をひけらかそうとしたことはなかった。つまり、ドリーム・シアターが1992年にリリースした本作は、歌を聴かせるというよりは、卓越した楽器の妙技を聴かせるアルバムなのだ。
ドリーム・シアターは、多くのリスナーにとってはにわか仕立ての騒音でしかないが、絶頂期のラッシュやイエスを聴いて育った筋金入りのプログレッシヴロック・ファンにとっては、1990年代のローファイがはびこる不毛な音楽シーンにあって、時代を逆戻りした輝ける星だった。そして本作は、そのさりげなく見せつける華麗な指さばきに、アマチュアミュージシャンなら感嘆と絶望が入り混じった思いで(そしてミュージシャンでない者なら、どうしてこんなに果てしなく続く騒々しい音楽をわざわざ作るのだろうかとあっけにとられながら)聴くアルバムだ。
ジョン・ペトルーシのギターワーク(毎秒1つ刻まれる音にはスティーヴ・ヴァイも顔負けだ)だけでは物足りないと感じるなら、マイク・ポートノイのドラム(明らかに肉体的にも心情的にも「マペット・ショー」の“アニマル”をモデルにしている)にひたすら耳を傾ければいい。ポートノイは、気がふれてしまったニール・ピアートのようにドラムキットを全力で打ち鳴らしながらも、15/8拍子のリズムを完璧に保っている。
だが本当の意味で本作の原動力となっているのは、バンド全体の見事なまでの一体感だ。ひとつのバンドとして機能した結果、個々のソロをただ単に足し合わせたサウンドをはるかに上回る音楽が生まれているのだ。プロダクションにおいてもバンド内の民主的なバランスが重要視され、メンバー全員を目立たせている。それにジェネシスのような英国の軟弱なバンドとはちがって、ドリーム・シアターはヘヴィーメタルのカテゴリーに分類することもできる。というのも、リスナーのお好みかもしれないどんなプログレッシヴロック・ミュージシャンよりもうまく演奏できるだけでなく、その気になればいつでもメタリカを超えるスラッシュを弾くことができるからだ。
音楽による地獄の断片、あるいは天上の結婚である本作は、何ひとつ新境地を開いているわけではないが、プログレッシヴロック史上に残る金字塔である。(Mark Walker, Amazon.co.uk)

洗練されたバンド 2004-07-26
 ロックの荒々しさと、クラシックの優雅さを兼ね備えた曲の構成です。何も言葉はいりません。買うべし!!
オクタヴァリウムオクタヴァリウム
ドリーム・シアター
ワーナーミュージック・ジャパン
発売日 2005-06-08



いい意味で中道 2005-09-19
 ドリーム・シアターの発表するアルバムに関していつも問題となるのは、メロディとヘヴィネスのバランス(振り子がどちらに振れているか)であると思います。
 『Train of Thought』や『Awake』をヘヴィネスの、『Metropolis』や『Images and Words』をメロディのそれぞれ両極に配置すると(若干強引ではありますが)、本作品はその中間あたりに位置付けられるのではないでしょうか。いい意味で中道的な作品だと思います。
 演奏力について今さらあれこれ言うつもりはありませんし、楽曲も個人的には満足のいくものです。私はメロディもヘヴィネスも好きですが、こういった中道的な作品にこそドリーム・シアターの良さ、奥深さを感じてしまい、愛聴しています。



メトロポリス・パート2 : シーンズ・フロム・ア・メモリーメトロポリス・パート2 : シーンズ・フロム・ア・メモリー
ドリーム・シアター
イーストウエスト・ジャパン
発売日 1999-10-27



コンセプトアルバムの最高峰! 2004-10-27
DREAM THEATERを聴いてて良かった。
本当にそういう思いを抱きました。このアルバムでDREAM THEATERを初めて聴くという方にはとても難解で訳がわからないかもしれませんが、これまでの過去のアルバムを聴いてきた人達は2曲目のインストで既にこのアルバムに飲み込まれていた事でしょう。
(実際僕はそうでした)
コンセプトアルバムという形は他のバンドもいろいろ挑戦していますが、これほどの完成度を持ったアルバムはそうはないと思います。
キャッチーさ、入りやすさでは『IMAGES & WORDS』には及ばないかもしれませんが、これもDREAM THEATERの最高傑作の一つの形だと思います。歌詞を読みながらじっくりと是非挑戦してもらいたいアルバムです。



OctavariumOctavarium
Dream Theater
Atlantic
発売日 2005-06-07



転機 2005-10-01
現在では彼らの構成力を凌駕とまでは行きませんが、踏襲したバンドも多数台頭してきており、前作の時点では既に「オンリーワン」ではなくなってきたのも事実です。
ですので、近年(MetropolisPart2以降)のDreamTheterは、保守的であったと言えます。
今作は彼らが路線変更した「Awake」と同等、大きな分岐点であると思われます。
聴いてて気の休まる暇のなかった近作とは裏腹に、ヴォーカルであるラブリエの能力が如何なく発揮されています。
更に、「間」を尊重し、演奏力だけでは表現し切れないセンスが多数垣間見られます。
新たなファン層を獲得する上でも、転機の上でも、重要な作品になる事は間違いないでしょう。



トレイン・オブ・ソートトレイン・オブ・ソート
ドリーム・シアター
ワーナーミュージック・ジャパン
発売日 2003-11-12



理屈抜きの快作 2003-11-29
今まで様々なアプローチを試み、オーディエンスを驚かせ、感動させて
きた彼らの7作目の作品。基本的には前作を更に進化させたヘヴィネスをメインテーマにしたもの
ですが、当初はこの作品の位置付けが「変化」なのか「進化」なのか
「滞留」なのかがよくわかりませんでした。しかし、聞き込めば聞き込むほど最高のテクニックであり、圧倒的な音世界を展開しており、自身の中で固定観念で持っていた「斬新な音楽
世界を先駆的に開拓していくDT」という雲上人のようなイメージを
払拭しなければいけないな、との思いに達しました。
つまり、彼らは本当に音楽が好きで、演奏が好きなミュージシャンで
あり、進化だの芸術だの四の五の言わずに演奏を楽しみたい!という集団なんだな、だから、今やりたい音楽を最高のテクニックで残したい
そんな思いでこの作品がつくられたんじゃないかな・・・
との結論に達しました。と、いう訳で、この作品は、ジャケットデザインからつくりあげられた、
彼らの最新の音世界を、理屈抜きに楽しむべき作品なのです。
そういう真っ白な気持ちでこの作品を聴くと、テクニック・楽曲のクオリティ全てで正に圧倒される快作になっています。
手放しで安心して最後まで聞けて、感動できる作品です。
絶対のお勧めです。



ア・チェンジ・オブ・シーズンズア・チェンジ・オブ・シーズンズ
ドリーム・シアター
イーストウエスト・ジャパン
発売日 1997-12-15



最高峰のプログレッシブ・メタル 2005-04-24
幅広い音楽的知識と、それを具現化するだけの変態的テクニックを備えた超技巧派音楽集団ドリーム・シアター。その巧さゆえに世紀の雇いボーカリストと囃されたジェイムス・ラブリエを迎えてからの彼らのアルバムは、どれも聴きどころ満載。最高峰のプログレッシブ・メタルである。心配の種だったキーボード奏者の変遷も、『メトロポリス・パート2』制作時、神様ジョーダン・ルーデスを迎え入れてから、ひとまず落ち着いた。もとより歴代のキーボード奏者、ケヴィン・ムーア、デレク・シェリニアン共に当代超一級の腕前。誤解を恐れずに言えば、『イメージズ・アンド・ワーズ』以降、ドリーム・シアターが発表したアルバムはどれもが超名盤なのだ。(ただ、ケヴィン・シャーリーがミキサー役に引っ込んでからの音質は、若干粒が粗く聞こえて、個人的には納得いかないんだけど…誰もそこまで気にしないよね)
この『ア・チェンジ・オブ・シーズンズ』は、ヘビー指向で賛否両論あった『アウェイク』の次に出たミニ・アルバム。23分6秒ノンストップのタイトルトラックと、彼らのルーツを窺い知ることのできる、様々なタイプのバンドの曲をカバーした『アンカヴァード・ショウ』のライブ音源から成る。通常公演のアンコールでも、メタリカやメイデンのカバーをアルバム1枚分、そのままやっちゃうような人達だから、どんなに難しい曲でも楽々カバーできちゃうんだろうね。
ちなみに、DVD『メトロポリス2000』でも、クイーンズライチがコンセプトアルバムの金字塔『オペレーション・マインドクライム』でやったのと同様に、『メトロポリス・パート2』のライブでの完全再現と、更に、この大曲『ア・チェンジ・オブ・シーズンズ』までもが完璧な演奏で拝めます。軽いジャムセッションまで差し込んでて、本当に変態音楽集団って感じ。
まぁ、何にせよ、この23分の大曲『ア・チェンジ・オブ・シーズンズ』は、彼らの魅力が余すところなく楽曲に投影された超名曲だと、個人的には思ってます。美しいメロディー、メタリカばりの激しいリフ、変拍子に転調にと様々に姿を変える曲調、ぶつかり合い、もつれ合いながら1つになってゆくスリリングなインスト。独立していても素晴らしい4つの曲が、流れるように繰り出される様は正に圧巻。全アルバム同様に必聴です。



シックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランスシックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランス
ドリーム・シアター
イーストウエスト・ジャパン
発売日 2002-01-23

アメリカ、カリフォルニア州にある映画館の名前からグループ名を付けたという、1988年デビューの男性5人組プログレッシヴロックバンド、ドリーム・シアターの2年ぶり2枚組ニューアルバム(6作目)。
緩やかなギターソロに、メタル、スクラッチ、クラシックが美しく重なり、バンドサウンドというカテゴリーをはるかに越えた崇高な超大作DISC 1、クラシック調の壮大なサウンドでつづる、40分にもおよぶ全7部作の悲しい物語DISC 2など、圧巻の聴きごたえだ。(宮原亜矢)

アウェイク+メトロポリスpart2 2002-07-28
前作、メトロポリスパート2のストーリー的なディスク2
アウェイク的なディスク1,、、、これが聞いた後の感想。
やはり前作が大作で最高傑作と称されたアルバムだけに新作では
どうなるかと興味はあったが、、、どこかでメトロポリスと比較しながら
聞いてしまうディスク2,、どこかアウェイクを意識してしまう1どっちも手堅くまとめているのはさすが。
やはりジョーダンルーデスの力は大きいと感じる。作品のクオリティは
文句なし。 



アウェイクアウェイク
ドリーム・シアター
イーストウエスト・ジャパン
発売日 1994-10-10



ダークな中の心地良さ&ケヴィンの良さ 2002-07-12
2ndと方向性は違うと思う。確かにダークだ。しかし、ダークな楽曲の中に
違和感無く挿入されるメロディが心地良い。全曲好きだ。
本作で脱退したケヴィンの曲『lie』はケヴィンらしからぬヘヴィな名曲。
現在も(2002年)ライヴで演奏されている。
やはり本作においてもケヴィンの貢献度は高いと思う。ケヴィンの楽曲が好きな人は彼のソロ・プロジェクト「CHROMA KEY」
もチェックしておく事をお勧めする(音楽性はかけ離れているが、
素敵なメロディは健在)。



Live Scenes From New YorkLive Scenes From New York
Dream Theater
WEA International
発売日 2001-10-03



これは凄いライブアルバム。 2005-05-10
3時間半収録の3枚組みライブアルバム。メトロポリスPt.2のライブ音源に、DVDには収録されていないアナザー・デイやルーデスのキーボードソロ等がたっぷり収録された最高のライブアルバム。全曲捨て曲なし。オリジナルとは違うアレンジされた曲が展開されているので、このアルバムを聴いた後にオリジナルを聴くと物足りなさを感じてしまう。なので是非このアルバムを購入する事をお勧めします。このアルバムと同様に、DVDも最高の出来なので揃えて置きたいアイテムである。ラストのチェンジ・オブ・シーズンズは25分の大作ですが聴き疲れする事なく、あっとい間に聴き終えてしまう素晴らしい作品です。



posted by かいだ at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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